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映画 「レポゼッション・メン」 近未来&形勢逆転パターンに食傷気味ながら、なかなか良し。 [映画]

身もフタもない切り口で恐縮ですが「レポゼッション・メン」という映画、基本テクスチュアは、トム・クルーズ主演「マイノリティ・レポート」、まんま、なのであります。

アメリカ映画には、いくつか「定番のパターン」がありますよね。なぜ米国人のツボにはまるのか、理解に苦しみますが、「レポゼッション・メン」は定番パターンのひとつに、バッチリはまっているのです。そのパターンとは・・・・

権力側の遂行者(諜報部員、刑事、取締官など)の男が、罠にはめらたり、人生観が変わることで、一転して「追われる身」となる。かつての仲間が追手として迫る。命がけの逃亡を図る彼は、生き残れるのか?あるいは彼を待つのは死なのか?

さっくりと「レポゼッション・メン」を総括しちゃいました~。チャンチャン。

おいっ!それで終わりかよ!・・・これではあまりに味気ないので、少々、語りますね。

レポゼッション・メン 2010年米 

監督 ミゲル・サポチニク 出演 ジュード・ロウ、フォレスト・ウィテカー、アリス・ブラガほか

レポP.jpg近未来のアメリカ。ユニオン社製人工臓器の普及で、大幅な延命がはかられた人類。しかし高額な人工臓器のローンに滞納者は後を絶ちません。

滞納者に対し、ユニオン社はレポ・メン=回収人を送り込み、有無を言わさず人工臓器を「回収」するのでした。

レミー(ジュード・ロウ)とジェイク(フォレスト・ウィテカー)は、回収率No1の腕利きレポ・メン。ところが作業中の事故でレミーは心停止し、ユニオン社の人工心臓を埋め込まれた状態で目覚めます。高額な臓器ローンを支払うため、今まで以上に「回収業務」をこなさねばならないレミーですが、自ら人工臓器で生きる彼には、もはや非人道的な回収行為が出来ません。

ローン滞納は限界に達し、ついに最終通告。

レミーはレポ・メンからの「回収ターゲット」になります。肉切りナイフをかざして、かつての仲間が襲い掛かかってきます。廃墟で知り合った滞納者の女性(アリス・ブラガ)と心を通じ合わせ、二人で逃亡を図るレミー。

ユニオン社は執拗に追いかけてきます。ついに、かつての相棒、ジェイクが、レミーの心臓を回収すべく現れます・・・。

冒頭に書いたように、主人公が強者(権力側)から弱者(逃亡者)へ転落する定番パターン。追う者→追われる者への逆転ですよね。

同類映画は、ここ数年間に公開されただけで、「リベリオン」「交渉人」「極大射程」「ボーン・アイデンティティー」「マイノリティ・リポート」、と枚挙にいとまがありません。近日公開のアンジェリーナ・ジョリー主演「ソルト」も然り、でしょう(たぶん)。

レポ0.jpg

罠にはめられる、とか、過去の非人間的行為を反省し、結果、四面楚歌に陥る生きざまを、米国人はよっぽど好きなんでしょう。あるいは「そんな状況への恐れ」が潜在意識にあるのかもしれません。なかなか奥の深いテーマですなあ。ま、それは良いとして。

定番パターンをなぞりつつ、映画ごとに「差別化ポイント」があります。それは、①設定の差異、②世界観の差異、③ラスト(のオチ)、となりましょう。

「レポゼッション・メン」の場合はどうかというと・・・。

レポ4.jpg

スパイスは主人公の業務=臓器回収の特殊性(目新しさ)でしょう。回収シーンは、かなり刺激が強いです・・・。ローン滞納者を待ち構え、麻酔銃で眠らせ、生きたまま(!)手際良くメスで解剖し、ぐいっと手づかみで人工臓器を取り外します。こりゃ、けっこうエグイっすよ。

多くの滞納者が潜伏する廃屋や古船には、レポ・メンは重装備で乗り込みます。歯向かう者は容赦なく殺しまくります。まさに戦場の様相です。

こうした残酷フレーバーに彩られるため、吹っ切れたアクションテイストは求めるべくもなく、陰惨で救いのない空気にならざるを得ません。

あまりに、リアル&ダークはマズイと思ったか、ユーモラスな回想シーンが挿入されますが、焼け石に水・・・つーか場違いも甚だしい!中途半端なおちゃらけは、かえって見苦しい、不要じゃ!ポール・バーホーベン映画(ロボ・コップや、スターシップ・ツゥルーパーズ)じゃあるまいし、そんなボケをかますと、生ぬるい雰囲気になっちゃうじゃんか!プンプン。

ネガティブにツッコミましたが、映画そのものは悪くはありません(無理やりフォロー?)。

ジュード・ロウは久々の迫真演技だし、一緒に逃げるアリス・ブラガ(最近はアリシー・ブラガに改名?)の切なさも良い。人のよいおっちゃん風のフォレスト・ウィテカーは、さすがアミン大統領役でオスカーとっただけあって後半の「威圧感」が素晴らしい。

レポ1.jpg

ラストのどんでん返し(?)に対しては「そりゃないじゃん・・・」と思う方もおられましょうが、ワタクシは、それもアリ、と許せましたよ~~。

恋人や家族と観るのは避けたい作品ですが、ジュード・ロウのアクションを堪能できるし(そこがメインじゃないけど)、近未来リアルSFにしては悪くない。観て損はないでしょう。ただし、「後味の悪さ」はご容赦いただくとして・・・。

最後に予告編をつけておきますね。


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コメント 2

コッスン

私これ好きです

by コッスン (2010-08-13 20:46) 

クルクルクレープ

アタシも好きな映画の1つです(*˘︶˘*)
いい終わり方かは観る方次第の映画です♪
by クルクルクレープ (2016-04-16 16:50) 

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